第30課 人称代名詞

 私たちは既にかなりの人称代名詞を、とりわけ口頭練習のところで学んでいます。ここに参照できるように完全なリストを上げます。

単数(一人) 両数(二人) 複数(三人以上)
私は ahau,au
私に ahau,au
私たち二人は(君と私) taua
私たち二人に(君と私) taua

私たち二人は(彼と私) ma ua
私たち二人に(彼と私) ma ua
私たちは(君たちと私)ta tou
私たちに(君たちと私)ta tou
私たちは(彼らと私) ma tou
私たちに(彼らと私) ma tou
あなたは koe
あなたに koe
あなた達二人は ko rua
あなた達二人に ko rua
あなたたちは koutou
あなたたちに koutou
彼は・彼女は ia
彼に・彼女に ia
彼ら二人は ra ua
彼ら二人に ra ua
彼らは ra tou
彼らに ra tou
 ahau以外のこれらの代名詞が前置詞i,ki,hei,keiの後にくる時、前置詞と代名詞の間にaを置きます。例えば、Ki a ma tou,I a au,Hei a koutou,Kei a ra ua等。

練習184
マオリ語に翻訳しましょう。
1 私はピ−タ−です。 6 私の所に来なさい。
2 それを私にください。 7 私は話しています。
3 私は少年です。 8 私は立っています。
4 私は食べています。 9 キャロラインが私の所に来ます。
5 私は怠け者です。 10 ジェ−ムズが私の所から行きます。

練習185
マオリ語に翻訳しましょう。次の文のあなたはすべて単数(一人)です。
1 あなたは太っています。 6 あなたは暑いです。
2 あなたは元気ですか。 7 あなたに。
3 あなたは可愛いです。 8 あなたから。
4 あなたは泣いています。 9 あなたは空腹です。
5 あなたは待っています。 10 あなたはどこにいますか?


練習186
マオリ語に翻訳しましょう。
1 彼は賢い少年です。 6 彼は踊っています。
2 それを彼にあげなさい。 7 彼女はワイヘケ出身です。
3 それを彼女にあげなさい。  8 彼女はどこにいますか?
4 彼女の所に行きなさい。 9 彼女は泳いでいます。
5 彼に銃をあげなさい(heiを使う事)。 10 彼女から(iを使う事)。

練習187
マオリ語に翻訳しましょう。
1 私は行きます。 6 私たち(彼らと私)は泣いています。
2 彼は歌っています。 7 私たち(君たちと私)は話しています。
3 彼女は遊んでいます。 8 私たち(彼らと私)は眠っています。
4 私たち(君と私)は走っています。 9 私たち(君たちと私)は座っています。
5 私たち(彼と私)は戦っています。 10 君(一人)は座っています。

代名詞のむずかしさ
 マオリ語の代名詞のむずかしい主な点は、二人を表す両数がある点と、代名詞に話し相手を含む形と含まない形とがある点です。
 二人の人間だけが関係している時、マオリ語では両数の形を使います。この点は少し注意しなければなりません。なぜなら日本語では使わない形だからです。それ故「私たちは」という言葉を見た時はそれが二人を意味するのか三人以上を意味するのか考えなければなりません。「私たちに」「あなたたちは」 「彼らは」の時も同じです。

 次にむずかしい点はマオリ語で「私たちは/私たちに」の代名詞を使う時です。話している人が含まれるかどうかをあなたは考えなければなりません。例えば一人の少年が彼のガ−ルフレンドに「ぼくたち、映画に行こうよ」と話しかけている場面を想像してみましょう。それから彼は自分の母親に呼びかけて、「ママ、僕たち映画に行ってくるよ」と言ったとします。彼の最初の会話の「僕たち」には話し相手のガ−ルフレンドを含んでいますが、彼の二番目の会話の「僕たち」には話し相手の母親は含んでいません。
 次の練習で両数かどうかを見抜き、代名詞が話し相手を含む形か含まない形かを練習しましょう。

練習188
日本語に翻訳しましょう。
1 E Eru! Haere ta ua ki te pikitia.
2 Me noho ta ua ki ko nei.
3 Kua karanga mai te kuia ki a ta ua.
4 Kei te ko rero te ma hita ki a ta ua.
5 Mo  ta ua tea  whare.
6 Me waiata ta ua.
7 Haere ta ua ki te ta one aoo
8 Ma  ta ua tea  kai.
9 E oma! Kei te whai te pu ru i a ta ua.
10 Me tu taki ta ua aoo

練習189
日本語に翻訳しましょう。あなたの翻訳の中で話相手を含んでいるのか、いないのかを示しましょう。
例えば、Kei te haere ma ua ki te hote ra.私たち(含まない)はパブに行くところです。
1 E noho ana ma ua ki te tatari.
2 E haere ana ta ua ki te ta one aoo
3 E hoki ana ma ua ki te ka inga.
4 Me tu  ake ta ua ki te waiata.
5 I tae mai ma ua inanahi.
6 E haere ana ma ua ma  runga i te pahi.
7 Ka haere ano  ta ua aoo
8 No  Wha ngarei ma ua.
9 Homai he kai ki a ma ua.
10 Me mahi ta ua ki konei.

練習190
マオリ語に翻訳しましょう。二人を表す両数形のみを使いましょう。かっこ内は翻訳する必要はありません。
1 メリ−、私たち(君と私)行きましょう。
2 私たち(君を含まない)は釣りに行くところです。
3 私たちは空腹です。(君を含まない)
4 私たちにそのボ−ルをください。(君を含まない)
5 私たち(君と私)、火曜日に会いましょう。
6 エル! 私たち(君と私)で踊りましょう。
7 私たち(君と私)は明日どこに行く予定ですか?
8 あなたのママが私たちを呼んでいます。(君と私)
9 私たちは昨日町に行ってきました。(君は行かなかった)。
10 私たちは道に迷っている(あなたは私たちに道を教えてくれませんか?)

クロスワ−ド
Whakapae(横)
1 主張する 15 クレタ島
5 夜 18 それら(あなたの近くの)
7 彼女に 19 雨
9 〜に 20 印刷
10 潮流 21 目の見えない人
11 背中 23 知らない
12 相続 24 大きい
14 揺れ 25 オ−ブン
Whakararo(縦)
2 完成した 13 家族
3 ぶら下がっている 16 穴
4 ごちそう 17 彼は
6 休憩所 20 あなたの
8 朝 22 動詞の後にきて
9 〜でない 習慣的行動を表す
11 友よ! 23 私に

練習191
日本語に翻訳しましょう。
1 E haere ana ko rua ki hea?
2 E haere ana ma ua ki te marae.
3 Haere ko rua ki te whare.
4 E karanga ana to  maa  ki a ko rua.
5 E hiakai ana ko rua?
6 Haere mai ko rua.
7 Mo  ko rua tea  poti.
8 Waiata ko rua.
9 I hea ko rua inanahi?
10 Tino pai ko rua.

練習192
マオリ語に翻訳しましょう。すべての文で代名詞の両数形を使いましょう。
1 私たち(君と私)は明日戻る予定ですか?
2 私たち(君と私)はオ−クランドに行きましょう。
3 あなた方お二人にご挨拶申しあげます。
4 あなた方お二人はお元気ですか。
5 あなた方お二人はとても健康です。
6 あなた方お二人は私たち(私と彼)のところに来てください。
7 あなた方お二人は話しているところです。
8 あなた方お二人はお茶はいかがですか?
9 あの家はあなた方二人のものです。
10 あなた方二人ともお座りください。

練習193
日本語に翻訳しましょう。
1 No  ra ua te whare.
2 E noho ana ra ua.
3 E haere ana ra ua ki hea?
4 E haere ana ra ua ki te toa.
5 Tino kino ra ua.
6 E ta karo ana ra ua.
7 Me haere ra ua ki te mahi.
8 Hoatu ki a ra ua.
9 Ko rero ki a ra ua.
10 Kua mutu ra ua.

練習194
マオリ語に翻訳しましょう。それぞれの文は代名詞の両数形を使いましょう。
1 彼らは泳いでいるところです。 6 彼らが横になっています。
2 彼らのところに行きなさい。 7 彼らを追え
3 彼らのために歌いなさい。 8 彼らを歓迎しなさい
4 彼らから 9 彼らが呼んでいます。
5 彼らはが来るところです。 10 彼らは昨日来ました。


異なった部族に関する諺があります。
1 Waikato taniwha rau he piko he taniwha,he piko he taniwha.ワイカト川には、川が蛇行する毎に部族長がいた。ワイカト川沿いにはたくさんの部族長がいて、部族長は比喩的に魔物として知られた。
2 Arawa ma ngai nui.アラワの大口。疑いなくアラワには偉大な雄弁家がいく人かいました。これを悪い意味で言う人もいました。
3 Nga puhi ko hao rau kai tangata.ガプヒには100の穴、人々は人を喰う。ガプヒにはたくさんの独立した部族がいて、すべて大変凶暴だった。

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